協議会について

神戸市北区地域包括ケア推進総括協議会

現在、国を挙げて地域包括ケアに取り組んでいますが、その基本の考え方は、その地域で生活するすべての世代の住民が安全で安心して永く過ごせるよう、その地域の特性に適した方法で街づくりをすることです。
神戸市北区の面積は240.29km²で神戸市域の約44%を占めており、人口は216,715人で市内4番目ですが、人口密度は885人/ km²と一番低い状況です。この広さは一つは大きすぎて、行政も本区と北神の二つで対応するようになっています。生活の交通手段は乏しく、住民の移動が限られています。当然二つの地域の中でも住民の生活圏は複数あり、そのため地域の特性は多様になっています。
この地域特性の多様さに対応するため、同じような生活圏域で、顔の見える連携が可能な広さのブロックに分け、それぞれのブロック毎で、生活に密着した地域包括ケアを継続的に取組み、その中で課題を抽出し、解決を図り、施策提言、発信することが必要です。また課題によってはブロックの連携、北区全体の課題解決、施策提言等行い、最終的に住民からのボトムアップ方式で、街づくりを継続しなければなりません。
そのためには、中核となるまとめ役と、対外的に一元化した窓口となる団体が必要となり、その第一歩として、医療介護福祉の分野で地域包括ケアを総括的に推進できる中核となる 協議会を設立しました。総括とは、北区全体であり、地域包括ケアに係わる団体、事業所など所属する多職種の関係者のすべてであり、地域包括に関係する全ての分野で、それに関連する事業すべてとの意味合いです。
平成27年に地域包括支援センター(あんしんすこやかセンター:神戸市の呼称) 二つの圏域をベースとして区内5ブロック制の地域医療介護福祉連携体制を構築し、そのブロックをまとめる北区地域包括ケア推進総括協議会は、北区医師会、北区歯科医師会、北区薬剤師会、北区行政、北区社会福祉協議会、在宅医療・介護連携支援センター、介護支援専門員、訪問看護師等関連団体が参画し、住民が安心して住み慣れた地域で暮らし続けるために、 切れ目ないサービスを実現する街づくりを目指しております。
今までに認知症への対応や、高齢者の救急対応、独居高齢者と老々高齢者の生活
支援等の課題に取り組んできました。課題解決のスキームはブロック制が基本になっています。
今後は、医療介護福祉分野のみならず、生活に関係する他の分野の関係者とも連携を強化する必要があり、皆様方がこの協議会に参加、ご協力くださることを希望しています。

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